ゴールドラッシュで出来上がったチャイナタウン

当時はまだ、新大陸であったアメリカにヨーロッパから沢山の入植者がやってきた19世紀、カリフォルニアで砂金が発見されました。

このニュースは瞬く間に広まり、金を採掘して一攫千金を狙おうと考えた人たちは、続々と現地に移住します。これが、いわゆる「ゴールドラ
ッシュ」とよばれています。金の価値が移住して採掘する程高く、貴重でよく知られていた存在だということがわかります。

ゴールドラッシュの影響を受け、移住民が増えた結果、カリフォルニアの人口は急増し、西部の開拓が急進展。また、有名なサンフランシスコ
のチャイナタウンも、この時の中国(清)の広東省から多くの労働者がアメリカにやってきたのが始まり。チャイナタウンなどの発展は金なくしてあり得なかったと言えるのかもしれません。

ところで、ゴールドラッシュのカリフォルニアに金を採りにきた日本人はいるのでしょうか。それは、土佐出身の漂流民であるジョン万次郎が唯一の日本人だったと言われています。

彼が帰国できたのは、砂金採りで資金を稼いだ為という事ですから、ゴールドラッシュは日本の歴史にも影響を与えたと言えるかもしれません。砂金採りがなければ帰国はおろか生活すらと言う考えもできます。金で人生がガラリと変わるという時代だったのでしょう。

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