黄金の古代文明の成長とエジプト文明の歴史

金は、日本の縄文時代にあたる7~8000年前に、砂金の形で人類に発見されたのではないかと言われています。これを発端に、やがて世界各地に黄金の古代文明が誕生していきます。

なかでもエジプト文明の豪華さは群を抜いています。紀元前1300年ごろの王、ツタンカーメンのお墓の副葬品に金がふんだんに使われているのは有名でしょう。ツタンカーメンの黄金のマスクや黄金の棺に使われている金の総量はどれくらいになるのでしょうか。なんとそれは、約1トンにもなるそうです。

さらに金は貨幣としても使用されます。世界最古の金貨は、紀元前670年ごろのメソポタミア時代に発展した、リディア王国の「エレクトロン貨」です。また金の品位等を試す為に黒くて固い「試金石」を用いて査定を始めたのもこのリディア人だと言われています。

よく、人や物の真価を問う試練の事を試金石と言ったりするのをご存知でしょうか。その言葉の語源はここからきているのです。

精巧で芸術的な金貨を製造し始めたのがギリシャ人だと言われています。

ギリシャ人の金貨は、その後ヨーロッパの金貨のお手本になるほど有名でした。こういった昔の物が現代に生かされているのはとても良い事だと思います。他にも金の製品でルーツとなったものは数多くあると言われています。

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