分散投資でリスクを回避する方法

資産運用を考える時に意識しておかなければならないのが、リスクをいかにして回避するかということです。まして、リスクを伴う可能性が多分にある投資の場合、そのリスク回避への対策は絶対条件となります。

そのための手段として考えられるのが「分散投資」です。分散投資は資産を様々な特徴を持つ商品に分散させておくことを言い、仮にその投資先の1つが大きなリスクを背負うことになった場合でも、他の資産はしっかり守っていこうという取り組みになります。

例えば、最も堅実な資産運用として預金が挙げられます。預金は、ペイオフ解禁によって元金が1千万円までしか保証されなくなってはいますが、それを除けば預けたお金が減ることは原則としてありません。ただし、現在では金利は限りなくゼロに近いため、銀行に預けていても資産が増えるのは僅か。結果、すぐに引き出せるというメリットを考慮し、預けてもほとんど増えないが、近い将来に利用する可能性が高い資金については銀行に預けておくのが安全である、ということになります。

なお、預金に関しては円のほかドルやユーロ建てなど複数の通貨で保有することによっても、諸リスクが軽減される可能性があります。

一方、金をはじめとする各種投資は預金とは比較にならない高い収益性が期待される訳ですが、価格が下がることによって大損する可能性も内包しています。このことから、余裕のある資金で投資によって収益を目指すべきです。特に金は他の金融商品と異なる値動きをする傾向にあることが面白さの1つであり、なおかつ短期間での価格の乱高下があまりないため、じっくりと値動きを見守る余裕も必要になります。

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