初心者向きの「純金積立」そのメリット、デメリット

「純金積立」は広告などで「初心者に最適」とうたわれています。月々3,000円ほどの手軽な金額で行えるからですが、プロのディーラーにも購入している人が多いそうです。金の価格が長期的には上昇傾向にあると見られている現在、有効な投資手段のひとつだからです。

「純金積立」は指定の銀行口座から毎月一定金額を引き落とし、その金額を営業日に均等に等分して金を買い付けるというものです。毎月の積立額は会社によって違いますが、3,000円以上1,000円単位が一般的。

たとえば、もしその月の営業日が20日間だったら、一ヶ月分の積立額を20等分します。一営業日ごとに20等分した金額の金を購入することになります。一日ずつの予算が同じ金額で、金の価格は毎日変わるわけですから、金価格が高い日には金を少しだけ買い、安い日は多めに買うことになります。

金地金を購入すると自宅に保管するか、安全な貸金庫などに預ける必要がありますが、純金積立の場合、取扱い会社が金を保管してくれるのでその手間がかからず非常に便利です。

ただし、純金積立は金価格の状況によっては、10年単位での長期的な視野を持っていないと利益が出ません。それがストレスになってしまう人には向いていませんし、今すぐ金を売却したいと思いついた時にちょうど都合よく金価格が上がっているとは限りません。あくまでも余裕資金で行うべきでしょう。

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