金のそれぞれの投資のメリット・デメリットは?

金やプラチナに関する投資の特徴は、それぞれ次のようなものです。元本保証がない、金利がつかないことでは、すべて共通しています。

【金地金投資】
メリット  
・世界各国で換金できる
・買値を割ることはあっても、価値がゼロにはならない

デメリット
・地金に投資するには200万円前後の資金が必要で、少額投資するには手数料がかかる

【コイン投資】
メリット
・発行国の政府の保証があり、換金しやすい

デメリット
・表面に傷をつけると、売却の際、不利になることがある

【純金積立】
メリット
・取扱会社が金地金を保管してくれる
・ドル・コスト平均法である

デメリット
・手数料がかかる
・地金の保有形態によっては損をすることがある

【先物取引】
メリット
・金を買わずに「売り」から取引を開始できる

デメリット
・金価格が上昇しているときでも損失をこうむることがある

【ETF】
メリット
・株式投資に慣れている人に運用しやすい形態である

デメリット
・投資信託だが、株式投資と同様、売買注文は自分自身で行う
・信託報酬がかかり、信託会社の破綻リスクがある

【金鉱株ファンド】
メリット
・取り扱っている金融機関が多い/いつでも購入・解約できる

デメリット
・為替ヘッジのない商品だと、利回りが為替で変動する
・直接株式に投資するのに比べて、利益が少ない

【金やプラチナそのもののメリットやデメリット】

さらに、金やプラチナには投資方法により、さまざまなメリットやデメリットがあります。また、投資方法と関係なく金やプラチナそのものにも、メリットやデメリットがあるのです。

まずは金やプラチナは自宅保管した場合、どうしても盗難リスクがあります。ですがこれは、日常生活で使っているお金とまったく同じこと。こればかりは自分自身で注意して管理・保管をするしかありません。

それでは心配という方は、銀行の貸金庫を借りるか、取り扱い会社の特定保管や消費寄託のシステムを利用するといいかもしれません。手数料などはかかりますが、ただ自宅に置いておくのは不安、という方には良い方法かもしれません。

また、元本保証ではありませんから、価格変動と為替変動のリスクがあります。買った当時より価格が下がる可能性は少ないとはいえません。為替相場の影響による価格の変化もあります。ただ、その代わりに予期せず価格が上昇し、利益を得られることもあるというわけです。

また、金利が付かない代わり、金利変動のリスクもありません。政府の金融政策の影響を心配しなくても良いわけです。世界各国、どんな国でも換金できますから、政変が起きたときなどのカントリーリスクもありません。

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