金投資でいざという時に備える
日本では金を所有していると聞くと、プラスのイメージよりはマイナス・イメージを持ちやすいように思われます。それにはもしかしたら日本の伝統的な時代劇などで、金は何らかの善くない企てを進めるために裏金としてやり取りされるという場面が少なくなく、それを当然のように見て来たことが深層心理に深く刻まれているからかも知れません。
しかし、諸外国では特に紛争が絶えなかった国や地域においては、金は「有事の金」と言われ、万が一の時にその価値を失うことなく当面必要な資金に換えられるということから、保険のような意味で持つことが昔から当たり前となっているのです。
貴金属全般に対するイメージも、日本では思い出が詰まったアクセサリーという認識が強い場合が多く、それを換金してしまうことは「何か思い出も消えてしまうようで」と、できれば避けたいと感じる方も少なくないのではないでしょうか。
ところが諸外国においては、ここぞという時を乗り切るために貴金属を保有している感覚も根強く、もちろん装飾品としての価値や思い出をないがしろにする訳ではありませんが、「今を乗り切るため」に積極的に活用されていると言っても良いでしょう。
万が一に備えての保険商品も実際数多く存在する訳ですが、金投資も、いざという時の保険になります。日本での金のイメージとは裏腹に、諸外国に倣って有事に備えるための金というものを考えても良いのではないでしょうか。初心者の方には、月々無理のない程度で確実に金を所有することができる積立投資がオススメです。