金地金を購入する方法と取引量の仕組
金に投資するにはいくつかの方法がありますが、もっともシンプルな方法は金地金(きんじがね)を購入すること。金地金は「バー」とも呼ばれる「金の延べ棒」。映画などに登場する「金のインゴット」も同じ意味になります。
金地金は購入できるお店が決まっています。貴金属取引専門の貴金属商(田中貴金属や徳力本店など)や、ほかに鉱山会社(三菱マテリアルや住友金属鉱山など)でも購入できます。
購入できるお店は決まっていますが、それらの貴金属商や鉱山会社は大都市に直営店を持っていますし、全国の宝石店や時計店などと特約店契約を結んでいますから、そうした特約店を利用することにより地方でも金の売買ができます。
金先物取引を扱う商品先物取引会社にも、金地金を扱っているところがあります。また、大手銀行や証券会社でも、支店によりますが購入できることがあります。
金地金の取引はそれらの直営店や特約店に直接出向き、売買価格を確認し売買するのがもっともポピュラーでしたが、最近はインターネットや電話で注文する人も増えています。
さらに、購入できる金地金の量は取り扱い会社によって違います。
売買できる最少単位を5グラムにしているところが多く、10グラム、50グラム、あるいは100グラム1キログラムなどと、重さの違うバーが何種類も用意されています。それらを組み合わせて、希望の重量の金地金を買うことができるような仕組みになっています。