「地金型金貨」は投資専門の金貨。その魅力は

日本では天皇陛下ご即位やオリンピックなど、国家的な行事があるとそれを記念し、美しい記念金貨が発行されます。「収集型金貨」といって金の価格より高額で売買されるものです。

それに対して「地金型金貨」は投資用に発行されている金貨。金地金の時価に、少額の上乗せをした価格で売買されます。

日本の金地金商や鉱山会社などで、カナダやオーストリアが発行した地金型金貨を購入することができます。いずれも金の純度が99.99パーセントで、発行元の政府が重量や品位を保証しており、安心して購入できるものです。

カナダ発行の金貨は「メープルリーフ金貨」。名前のとおり、カナダを代表するサトウカエデの葉がレリーフされています。オーストリア発行の金貨は「ウィーン金貨ハーモニー」。こちらは、音楽の都ウィーンを象徴する管弦楽器がレリーフされたものです。

地金型金貨のメリットは金地金よりも手軽に購入できること。地金型金貨の価格は発行年や発行量に関係なく、あくまで金地金の価格をもとに決定されるからです。

たとえば金価格が1グラム4,000円なら、1/10トロイオンスの金貨は上乗せ分を加えても、1枚約1万4,000円前後。緻密な鋳造技術を駆使した金貨ならではの美しさもあって、ちょっとお金が貯まったときの楽しみとして1枚ずつ購入する人もいます。

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