ナゲットと呼ばれるの天然の純金とは何?

金は金鉱石に含まれていますが、高品位といわれる金鉱石1トンからでも数グラムしか採れません。指輪一個を作るのに何トンもの金鉱石が必要になります。

ですが、非常に稀なことなのですが、ほぼ純金に近い大型の天然の金塊が見つかることがあります。「ナゲット」と呼ばれ、「金塊」「貴重なもの」を意味する言葉。天然のナゲットは1800年代にオーストラリアでいくつも発見され、中には300キログラム近いものが発見されたこともあります。

「ザ・ウェルカム・ストレンジャー」と名前がつけられたナゲットも存在。純度90%以上、重量はおよそ71kg。1989年まで、オーストラリア政府発行の金貨のデザインに、このナゲットの姿が使われていました。ほんとうにチキンナゲットと似たような姿をしているそう。

日本でも、北海道でたびたび「ナゲット」が発見されています。

北海道の北見枝幸町は、明治30年ごろ「ゴールドラッシュ」に沸いたことで知られています。ピーク時には全国から約5万人が集まったそうですが、この北見枝幸町で769グラムの金塊が発見されています。

形は中央部が少しくびれた楕円形で、長さ10.6センチ、幅6.4センチ、厚さ2.4センチの大きさのものでした。

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