プラチナは値動きが激しく、有事に弱い、と言われるが・・・

プラチナの供給量は金の30分の1以下。取扱いの全体量そのものが少ないので、国際社会の政治や経済情勢の影響を受けやすく、価格の変動が激しくなります。

また、プラチナは自動車用触媒を作る材料であり、産業用の需要が多いので、不景気の報道に反応しやすいのも特徴。自動車産業の不景気が報道されただけで価格が大きく下落することがあります。

さらに、災害など有事の際にも、プラチナの価格は下がりやすいと言われています。

金は価格が下がることはあっても、無価値とはならないと言われています。国家や会社と関係なく、不変の価値があるとされているからです。貨幣は、もしその貨幣を発行した国がなくなってしまったら、価値がなくなってしまうのが普通です。株式も似たような性質があって、発行した会社があってこそ価値のあるものです。

しかし、日々の値動きの中では金もプラチナも同時に上昇したり、同時に下落することが全くないわけではありません。近年、金価格の高騰によって金価格がプラチナ価格を上回るという前代未聞の逆転現象も起きました。

相場は必ず前例のとおりに変動するとは限りません。長年蓄積されてきた相場の情報を参考にしながら、常に最新の情報を取り入れていくことが必要でしょう。

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