日本で人気があるのはプラチナリング

日本のみならず世界でも、プラチナとの本格的な関係が築かれたのは、およそ300年前。またそれ程長い関係では無いのです。

日本人である我々にとってプラチナと言えばまず思い浮かべるのは、結婚指輪だと思います。長い間、変質することなく輝き続けるプラチナは、その特性故に結婚指輪の材料として用いられてきたのです。

しかし世界的に見た場合、それは常識になっているとは言えません。世界広しと言えども、プラチナで作られた結婚指輪を選択しているのは少数の国だけなのです。ヨーロッパやアメリカなどでは、ゴールドリングが結婚指輪の主流を占めています。それも、日本のようなシンプルデザインでは無く、凝ったデザインのモノが多く、また大ぶりのリングをわざと選択するカップルもいます。

ではなぜ日本人は、プラチナで作られた結婚指輪を好むのでしょう?それにはいくつかの理由があります。ひとつは、皇室がプラチナを好んで愛用しているからと言われています。ミッチーブーム時のプラチナの大流行を思い出せば、それも頷けるでしょう。

もうひとつの理由としては、プラチナの白く輝く色がゴールドよりも日本人の肌の色に似合っていて、より美しく見えるからというもの。「出しゃばらなく、控え目」という日本人の特性と、「さりげなく上品」というプラチナの見た目が、絶妙にマッチした結果かもしれません。

ちなみに結婚指輪をつける手や指も国によって異なるそうです。

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