プラチナは電気電子機器にも欠かすことができません

エレクトロニクス産業でも、自動車産業に劣らずプラチナを必要としています。

表面が酸化しにくく、接触抵抗が小さいというプラチナの特性が、様々な電気部品にプラチナが使われている理由です。また磁気記録媒体にプラチナを添加することにより、磁気の強度が格段に強化され、ディスクの記録容量までもが増やせるという効果があるため、コンピューターのハードディスクのような製品にもプラチナが使用されています。

エレクトロニクス業界以外では、液晶ディスプレイのガラス業界や半導体業界でプラチナは欠かすことができないものとなっています。ちなみに両業界とも、プラチナは製品に使用しているのでは無く、製品を作るための製造設備にプラチナを使っています。

化学産業や石油精製産業でも製品ではなくそれを作る製造設備に、プラチナを大量に使用しています。いずれの産業でも触媒作用や高い耐久性が評価され、プラチナが大々的に使用されているのです。またプラチナを使った応用技術としては、脱臭触媒として臭いが発生してしまう工場プラントなどで、消臭のために使われている例があります。

このようにプラチナはどこの業界でも引っ張りだこの状態であり、その希少さと相まって価格が下がらないのです。

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