プラチナは宇宙からの大切な贈り物!?
プラチナがなぜ地球上に存在しているのか。
今から約25億年前に地球に激突した巨大隕石で地球にもたらされたという説が、現在学会で有力のようです。
今から25億年前といったら、まだ恐竜すら存在していない時代で、せいぜい地球上に存在していたのはバクテリアぐらいという時代なのです。地球に激突した巨大隕石が地球の地殻を貫き、プレート移動によってマントルの中を撹拌され、それによって地表付近まで持ち上げられ、それが鉱床となったのです。
プラチナが地中から採堀できる場所は今のところ、北米、ロシア、南アフリカといった特定の場所しかありません。このように採堀できる場所が少ないことこそが、プラチナが隕石の衝突によって地球にもたらされた証拠と言えるのではないでしょうか。
なお、プラチナは科学的に地球の温度や気圧では生成できるはずが無いとされてきたので、どうして地球上にプラチナが存在するか長い間謎とされてきましたが、この隕石によって地球外から持ち込まれたという説だと、その謎がすべて解けることにもなるのです。
また、隕石が地球に衝突した年については、25億年前という説以外に40億年前とする説が有名な総合科学雑誌で発表されており、2億年間も隕石が降り注いだと考えられているそうです。