プラチナが大流行したのはミッチーブームのおかげ?

日本の女性は昔からプラチナを好みます。そしてその要因のひとつが、「皇室との繋がりだ」という説があります。というのは、日本において最も早くプラチナを愛好したのは、他ならぬ皇室だったのです。プラチナがヨーロッパで広がった理由のひとつが、ヨーロッパの王族の愛用だったことを考えるとたいへん興味深いと思います。

皇室の方々は、今日でも公式行事の時に身につけられている装飾品は、プラチナに真珠やダイヤモンドをあしらった美しいモノばかりです。このような装飾品がテレビ等を通じて広く認知された結果、日本の女性のファッションにも多大な影響を与えたのです。

そしてプラチナ人気が日本において最高潮に達したのは、昭和34年(1959年)に執り行われた、今上天皇と美智子皇后とのご成婚の儀の時だと言われています。美智子様はプラチナとダイヤモンドで作られたティアラを身につけられており、それをテレビで見た日本の女性は、美智子さまの清楚な雰囲気とプラチナの美しい輝きに憧れを抱いたのです。

つまり、この時日本を包んだミッチーブームが、プラチナの日本での隆盛を決定づけたとも言えるのです。日本の皇室の影響力のすごさを物語るエピソードだとも言えるでしょう。ちなみに現在美智子さまがお使いのティアラは、代々天皇家に受け継がれているモノだそうです。

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