投資商品としての金とプラチナの違いを知ろう

投資を始めてみようという方にうってつけな現物投資の中でも、筆頭に挙げられるのが金投資です。そして、金と同様に希少金属であり、金投資の次に投資先としておススメできるのがプラチナ。ただし、プラチナは金とは異なるものであり、相容れない側面も多く持ち合わせているため、それを踏まえた上で投資にチャレンジする必要があります。

例えば、金はドルへの不安が高まれば、逆に金に投資をして資産を手堅く守ろうとする投資家が増えるなど、「有事の金」と言われる保険の意味を持つ投資商品です。この背景には、貨幣は万が一には価値がゼロになることがあり得ますが金はそれは絶対に無いということ、火事になっても焼けて消失することはないということ、世界中どこでも簡単に換金できることなど金の利点があります。

一方のプラチナは、金よりも埋蔵量も採掘量も少ない希少金属ではありますが、金が持つ通貨としての性格はほとんど無く、また、金以上に工業用として広く用いられていることから、各国・各地の経済的情勢の影響をより受けやすいという点が異なります。プラチナの絶対的価値はどの国でも失われることはありませんが、換金のしやすさということでは金にはかないません。

以上をまとめると、金のように堅実な投資商品ではあるものの、値動きは金とは異なるものであり、また、有事の金と言われるほどの存在感ある商材ではないということになります。そのため、実際に併用して投資するには、金6割プラチナ4割程度の割合が無難でしょう。

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