円高・円安、金への投資に有利なのは?
金の国際価格は「1トロイオンスの重さの金は、何ドルで買えるのか」で表示します。
1トロイオンスは金の国際価格の売買単位で、約31.1グラムに相当します。
価格は米ドルで表します。これを米ドル建てと言います。
「金の国際価格が1,700ドル」と表示されていれば、1トロイオンスの金を、米ドル1,700ドルで買えることを意味しています
日本で金を買いたいときは、店頭で表示された「本日の金価格」に1グラムあたり何円と表示されているので、その価格によって購入することになります。
そして、その価格は次のようにして計算されています。
まず、ニューヨーク市場の1トロイオンスあたりの価格を1グラムあたりの値段に換算します。そこに円ドルの為替レートを掛け合わせた価格を日本の金の取扱い会社が、毎日午前9時半過ぎに発表します。
金の取扱い会社が発表した価格に、それぞれのお店が保険料や手数料・消費税などを上乗せして「本日の金価格」を決めます。
貴金属店などで表示する店頭小売価格は毎日このようにして決められ、当然、国際価格に準じて毎日変動するもので、国際価格の変動が激しいときには一日一回とは限らず、一日の間に何度か新しい価格が表示されることもあります。
その変動に大きな影響を与えるのは、国際価格と円ドル相場。通常、ドル高円安のときに日本国内の金価格は上がり、ドル安円高のとき、日本国内の金価格は下がると言われています。