財産を守るためには金が有効な理由

インフレやデフレの時、金の価格はどうなるのか?考えてみましょう。

マネーで持っていた財産はインフレになると目減りしてしまいます。100円のパンが1,000円になったという事になると、マネーの価値は10分の1になったという事になります。こうなると、明らかに資産が目減りしているということがわかります。

しかし、金で持っていた財産はインフレになっても目減りする事がありません。何故かというと、金鉱山では金を採掘する為に多くの機械や設備の費用、それを動かす為の大きな電力費、関わった人への人件費など産出コストと言うものがかかります。

インフレになって様々な物やサービスの値段が上がると、機械代や電力費、人件費なども一緒になって上がっていきます。つまりインフレになると金の産出コストと言うものは上昇していく為、産出コストが価格に占める割合が大きい金自体も値上がりしていくため。ですから、インフレに金はとても強いという事になるでしょう。

逆にデフレの状態になったら金はどうなるのでしょうか。

デフレというのは、景気の悪化です。デフレスパイラルから企業破綻の連鎖が生じる可能性も否定できません。企業が倒産すれば、その企業にマネーを貸していた金融機関も危なくなります。やがてその国自体の信用が失われる結果になり、マネーの価値が暴落するでしょう。

そうなった場合、マネーで持っていた全財産は資産価値がゼロに等しくなるかもしれません。しかし、金で持っていた財産ならどの通貨とも交換できます。そう考えると金はデフレにも強いという事にも納得です。

インフレやデフレに負けない、需要量も供給量も安定していて国際的にも価値が認められている金やプラチナで財産を一部持つという事は、自身の財産を守るために非常に有効な方法と言えるでしょう。

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